ドローン販売シェア6割以上を誇るDJI Phantomシリーズのメーカー取り扱い説明書によれば、カタログ記載は高度500mとなっております。
飛行高度500mはかなりすごい数字です。
どのくらいすごいかというと、東京タワーで333m、あべのハルカスで300m、横浜ランドマークタワーで296m!なので、すべてを楽に超える高さまで飛行が可能ということです。
東京スカイツリーで634mなので、高度500mは恐ろしい高さです。
逆にいえばドローンはスカイツリーの高さぐらいまで飛行することができる能力があるので、災害時のレスキュー、遭難者の発見など今後も大いに活躍が期待されますし、ますますビジネスチャンスが拡大するでしょう。
ドローンの飛行高度が、高くなるほどリスクは増します。
ドローンは無人航空機なので、高度が高くなればなるほど操作ミス・無線トラブルが発生しやすくなります。
また当然ですが事故が発生した場合にも高度が高い方が被害は大きくなります。
そこで、高度150m以上の飛行は原則禁止とし、飛行させるには許可が必要になります。
ですので実務的には・・・
高度500mまで飛行することができる性能を持ったドローンでも150m以上の飛行には許可が必要です。
さらに実際には誤作動や都心部での飛行時は安全性に配慮し、高度を50m~70m程度にするように調整が入ることもあります。
申請先は所轄の航空事務所
参照:国土交通省 各空港事務所の管轄区域
高度150m以上の空域の場合の申請書提出先は、所轄の空港事務所となります。
国土交通大臣の許可を得ていた場合でも空港付近や150mを超える高度の飛許可が別途必要となります。