空港地域の調べ方
航空機(有人の飛行機)の航空安全に影響を及ぼす可能性のある空域
ドローン(無人航空機)を飛ばすことで、飛行機(有人航空機)に危険が及ぼさないように空港周辺の地域は許可が必要となります。
では、航空機の安全に影響を及ぼす、空港周辺の空域とはどのように調べればよいのか確認していきましょう。
参考:空港等周辺の空域 国土交通省
国土交通省によると、以下のように説明があります。 少し難しい表現なので、わからない人は読み飛ばしてください。
参考:進入表面、水平表面、転移表面
(空港法第2条第8項)(空港法第2条9項)(空港法第2条10項)(空港法第56条第2項 )(空港法第56条第3項))(空港法第56条第4項)
※制限表面の範囲については、各空港毎に設定されておりますので、 詳細については各空港事務所の窓口で確認となります。
:国土交通省東京航空局
すごく難しい表現ばかりですね・・・。 専門用語が多く言葉を理解するだけで相当な時間を要しますのでここでは割愛しますが、要するに空港周辺の地域では一定の高さの建物を建てることもできませんし、ドローンを飛ばす場合にも許可が必要となってくると考えてください。 また、人工集中地区の飛行は国土交通大臣へ申請をしますが、空港周辺の地域と高度150m以上の空域に該当する場合は空港事務所に対してするのでご注意してください。
専門用語も大切ではありますが、本題は空港周辺の空域の調べ方です。 難しくないので見ていきましょう。
空港周辺地域の調べ方
まずは国土地理院のサイトへアクセス
次に留意事項が出るのでOKをクリック。
例としては東京都と千葉を表示しています。 図を見るとわかる通り緑の円で囲まれている地域が空港エリアです。 羽田空港と成田空港の付近は緑色の円で囲まれております。
そして、緑色の部分をクリックすると該当の空港エリアに該当するのか表示されています。 下の図では、成田国際空港-B外側水平表面に該当しているので許可が必要になると考えてください。
さらに詳細をみることができます。 緑色のエリアが空港エリアとして許可が必要な区域です。
空港周辺エリアの調べ方でした。 検索の方法自体は難しくはないですね!。
緑色の地域(空港エリア)に該当するからといってすべて空港事務所の許可が必要というわけではありません。 飛行させる高度の制限によっては許可が不要な場合もあります。
高さ制限の調べ方
成田空港付近の飛行高度の調べ方
羽田空港付近の飛行高度の調べ方
上記へアクセスして、成田空港付近の飛行高度、羽田空港付近の飛行高度を確認することができます。 検索したい住所を入力すると、飛行高度が表示されます。
少し見にくいですが、赤枠で囲ったところを注目してください。
照会地(住所)と制限表面の種類、制限高が記載されております。 この場所では104mまでは許可が不要ということですね。 高度を調べた結果、空港周辺地域として空港事務所の許可が不要の場合でもDID地区として国土交通大臣の許可が必要な場合もあるのでご注意ください。
※空港によって進入表面、円錘表面などの制限高がさだめられていますので空港管理者へ確認することをおすすめします。
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